Aエース4枚が一箇所に集まるエースアセンブリ。絶対にモテる!?

 マジックの現象 

マジシャンがエースを4枚取り出し、一枚だけ表にします。

トランプから10枚程度を取り出しその上にエースの束を表向きに置きます。

束を裏返し、上から2~3枚づつカードをテーブルの上に置いていき、4つの束を作ります。

最後に手元の束から残ったAをA三枚をそれぞれの山に置きます。

その後、手前のカードの束を確認すると、なぜかそこにAが4種類集まっていました。

 

マジシャン
さぁ、あなたにこの謎が解けますか?衝撃の種明かしは以下よりご覧ください。

準備するもの

  1. トランプのみです。

種明かし・実演方法

以下よりマジックの種明かしと、実演方法をご紹介します。

使うテクニック

  • タイムミスディレクション
  • ダブルリフト

実演方法

エースを集めるマジックの一種で「エースアセンブリ」とも呼ばれます。

最初にAを4枚見せた後に、A4枚の束の一番上を表にします。

マジシャン
スペードのエースはお父さんと呼ばれていて…

などと言いながら、デックから12枚のカードを裏側で取り出し、その上にA一枚が表を向いた4枚の束を重ねます。

色々と小話をすることで、相手にA4枚全てが表側を向いている、と錯覚させます。(忘れさせる)

これが「タイムミスディレクション」です。

名前の通りですが「ミスディレクション」の一種ですね。

ミスディレクションとは

ミスディレクションとは、ディレクション(=方向性)をミスさせる、つまり、観客の注意を間違った方向に向けて、秘密動作や真実から逸らせる技術のことを指す。

心理的手法の1つ。

フィジカル(physical 身体的)、サイコロジカル(psychological 心理的)、タイム(time 時間)の三種類がある。

その後、トランプの束から3枚ずつテーブルに置いていきます。

4カ所目の時に「ダブルリフト」の要領で6枚裏返します。(4日所目も普通に3枚並べようとするとAが見える)

ダブルリフトの画像

ダブルリフトとは

カード2枚を摘んだまま、カードをひっくり返すテクニックを「ダブルリフト」と言う。

実際には2枚ひっくり返していても、同時に裏返すため1枚だけ裏返ったように見える。

「ブレイク」と呼ばれるテクニックと組み合わせて使用される事も多い。

トランプマジックの基本テクニックの1つ。

これで順番が入れ替わっているので上からカードをとると3枚目までエースになっています。

後はトランプをオープンしていくだけです。

実演のコツ

4か所目で仕込みを行う際、下のカードを見られないよう注意しながらのスムーズな動きができるかどうか、という点がカギになります。

「(タイム)ミスディレクション」「ダブルリフト」といった基本的な技術を習得する必要がありますが、練習すればすぐ実演できるでしょう。

参考動画

今回の記事は以下の動画を参考に作成しました。

より具体的なムーブを知りたい方は、ぜひご参照下さい。